はじめに
組織を拡大していく中で「人材の採用」をすることは、避けては通れないものでしょう。
しかし、組織として今後どうしていくために採用するのかを事前に把握しておかなければ
ただコストと工数だけがかかり、無駄になってしまいます。
そのため、この記事では採用をはじめる前に決めておくべき採用する目的についてご紹介させていただきます。
【採用する目的とは?】採用とは
企業は状況に応じて、様々な雇用形態で採用活動を実施しておりますが、意外にも根本を知らずに活動している会社も多く存在しています。
改めて辞書などで調べてみると、
『適当であると思われる人物・意見・方法などを、とり上げて用いること』
このような意味があります。
だからこそ、人材とは会社の基盤と言えるでしょう。
要は、会社の現状や今後に必要となる要素を人材を用いて、補うために必要な活動になります。
【採用する目的とは?】採用活動をする上で重要なこととは
まず採用活動をする上で大事なことは『目的』を明確にすることでしょう。
なぜ募集するのか、入社してくれる人に求める役割を書き出すことから始まります。
例えば
- 足りていないポジション・スキルを補う
- 将来の幹部・リーダー候補の確保
- 会社を継続させるための後継者候補
- 会社・販路拡大に向けた増員
など、マイナスを0にするケースもあれば0よりプラスにするためなど、状況に応じて異なります。
その次に大事なことは『採用要件』を明確にすることです。
上記の目的に対して必要な人材とはどんな人なのかを決めることでしょう。
採用要件を決めることは、採用の可否だけではなく定着や活躍まで見据えた際に重要になってきます。
また、スキル・経験面だけではなく、文化や価値観、どんな性格・キャラクター性を持ち合わせている人が最適か、そして、ミスマッチなく定着するのかまでイメージを持ち、採用に携わるメンバー全員が採用基準として共通認識を持っておくことも大切です。
採用要件を決めることによって、採用手法も決めることができます。
例えば、単に採用といっても中途・新卒・ポテンシャル(第二新卒)など様々な採用があるため、いつまでにどんな人をどういう手法で採用するのか、そして人材を採用するために必要なコストと、教育するコストの大枠決めていくのが通例になります。
まとめ
採用は、
- 会社の経営状況や方針に基づき決めていくこと
- 必要な採用要件を明確にすること
この2点こそが、会社の成長や継続に対して必要な要素になると思います。
なんとなく採用活動をする、なんとなく類似性の高い人材を雇用すると意外な落とし穴があるかもしれないので、ぜひ一度自社の採用を見つめ直してはいかがでしょうか。