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意外と知られていない!?Wantedly運用の鉄則を知って、多くの候補者を獲得する方法をご紹介

採用ツールでWantedlyを利用しているものの、運用の中で課題を感じるという方がいらっしゃいます。ネタが不足してしまったり、投稿頻度や更新がまちまち、投稿していてもエントリーやPV数が伸びないなど、導入企業が増えているからこそ、課題や悩みも多様化しております。

今回はそんな悩みを踏まえた上で、Wantedlyの運用方法をご紹介していきたいと思います。

Wantedlyとは?

引用:https://wantedlyinc.com/ja/products

Wantedlyは「はたらく」を面白くするビジネスSNSです。 運命のチームや仕事に出会えたり、人脈の構築や管理、 ビジネスの情報収集に活用されています。

“はたらくを面白く”
有名企業やベンチャー、スタートアップ企業、気になるオフィスに話を聞きにいこう。
キラっと光るシゴトやプロジェクト、会社を見つけてエントリーしましょう。知り合いのつながりが分かって安心です。
プロフィールを充実させることで、採用担当者から直接オフィス訪問の招待が来るかもしれません。

前提として認識するべき点は、条件ではなく”想い”を伝える採用ツールである点です。そのため通常の求人掲載する情報と少し訴求点を変更し、候補者へ自社の認知を獲得しにいく必要があります。

参考として当社が運営するWantedlyをご覧ください。
https://www.wantedly.com/companies/reastage

Wantedlyで採用できない理由

多くの企業で起こりうる課題としては2つあります。1つ目は運用する人がいないという問題です。求人を更新しておらず、募集をしているものの候補者から疎遠になる、すでに募集を終了しているのではないかと思わせてしまい、エントリー獲得につながらないケースがあります。
そして2つ目が、ただ投稿しているだけになっている問題です。求人募集だけ、ストーリーだけ、ないしはネタがあった際にとKPIなどを立てない場合、更新頻度がまばらになってしまったり、単発でファン層を獲得できないといったケースがあります。

せっかく運用するのであれば、採用に繋げていきたい方が多いと思います。ここから採用につなげるための運用術を紹介してまいります。

Wantedlyを運用する前の準備

別の記事でご紹介させていただいておりますが、運用・更新する前の準備も大事になります。Wantedlyの性質上、求人情報を見るサイトよりも、SNS感覚で企業を見たり、探したりする要素のほうが強いため、予め企業ページを充実させる必要があります。具体的には下記の3つです。

会社ページの価値観欄を記入しよう!

会社ページとはWantedly内のホームを指します。

https://www.wantedly.com/companies/reastage

会社ページの中には「価値観」という自社紹介キーワードがあります。価値観はWantedlyが用意した40以上の選択肢から、企業が大切にしている価値観を最大で6つ選んでいます。

この価値観を6つしっかり埋めることが1つ、そしてその中身の詳細をおおよそ5〜6行記載することで、会社のカルチャーへ魅力を持っていただいたり、理解度を高めることが可能となります。

1つ気をつけなければいけない事は、エントリー数を追うために候補者に沿ったキーワード選択ばかり行なってしまう事です。例えば、ワークライフバランスや働きやすさなど労働環境ばかりを売りにしてしまうことは、従来の理念共感、カルチャーフィットから離れてしまう可能性があるため、等身大の自社を記載しましょう。

社員紹介ページの情報更新をお願いしよう!

「社員の個人アカウント」と「会社ページ」を紐づける作業を行いましょう。候補者は「一緒に働くことになる社員」をよくチェックしているため、社員がWantedlyアカウントを作っていない場合は、この機会に作成してもらうことが大事です。

アカウント作成後は各部署ごとにフォルダ分けをするとなお良いです。理由としては、募集記事を見た候補者の中には「どんな人が働いているか?」を確認する際に、一目瞭然でわかりやすいからです。また部署ごとの写真素材が似せることで、トンマナを揃えることで、企業ブランディングや一貫性を持たせることができます。

見栄えの良い写真を用意しよう!

Wantedlyは、通常の媒体などと異なり「視覚」特に「写真」でCTRを向上させることができるツールです。

理由としては、Wantedlyを利用するユーザーのうち43%が20代ユーザー、30%が30代ユーザーであり、若手の人材が多い傾向にあります。採用SNSと謳うツールですので、他のSNS同様に視覚的影響が多いと思います。

そのためには、目に留まる素材を用意することが重要となります。特に現在リモートワークや在宅ワークなどで社内に人がいなかったり、撮影素材が枯渇してしまいCTRが伸びないなどとご相談いただくこともあります。

事前に候補となる社員の方に協力依頼をし、撮影や編集を行っておくことで、後々投稿する際に必要素材が不足していて、投稿ができないといったリスクを減らしておきましょう。

フリー素材や画質の粗い画像はNGです!

以前フリー素材の写真を使用したところ、求職者に自社で働くイメージを持
ってもらえず、応募に繋がらないといった事例があります。またガチガチにキメている写真よりも、自分たちで撮影した、自然な笑顔の写真を使うことが大切です。

上記を準備し、自社のページに飛んでいただくかつ長い滞在時間を狙っていきましょう。

より詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。

運用する前の準備が大事!?Wantedlyを更新する前に行うべきポイント3選

Wantedlyのアルゴリズムを知る

多くの人に見てもらい、エントリーに至るにはアルゴリズムを知ることが大事です。
Wantedly内で公開されている、注目度ランキングの上位表示のアルゴリズムが以下になります。

求人のPV数

まず1つ目が「求人のPV数」になります。多くの企業が出稿している中で、求人のPV数は注目度の高い求人か?ユーザーへの興味を惹きつけているのか?を判断する上で、大切になってきます。まずがどのような求人がランクインしているのかを見てみることで、言葉選びや訴求の仕方を真似してみましょう。

またターゲットによって異なるため、ペルソナを設定し「行動」を促すタイトルを選定することがPV数を伸ばす鍵となります。

エントリー数

Webサイトや集客を行う上で、CVはとても大切です。Wantedlyのアルゴリズムでも、CVであるエントリー数は重要なポイントです。

興味→認知→CVと繋がるように、記事や求人のタイトルより興味を持っていただき、求人情報で、より動機付けをした上で、エントリーを促す必要があります。

フォロワー数

フォロワーは他のSNS同様、自社のファン数になります。また多さではなく、増加数が大事です。そのため、一気に人気を獲得することで注目企業であることを周知することができます。

このファンを獲得するために必要なことが、ストーリー記事の投稿になります。簡単に言うと、ブログ機能となっており会社や社員の日常から、社員紹介・インタビュー、イベントごとなど、興味関心を惹けるような内容を更新することで、ファンの獲得に繋がります。

この3つの直近1週間の数字の総合評価が、注目度を図っております。要するに、上位表示をさせるには包括的に数字を上げる必要があります。数字を上げる上で、大事なことを次にご紹介していきます。

ランキング上位を獲得するメリット

Wantedlyでランキング上位を獲得するメリットとしては、Wantedlyユーザーへ認知を拡大できる点です。企業名での検索エンジンからの流入、拡散したSNS経由での流入以外に、Wantedly内をネットサーフィンしているユーザーがいます。そういったまだ自社を認知していない、就職・転職顕在層へとリーチし、多くのPV数を獲得できる点として、ランキング上位表示は大切です。

そのためにもWantedlyの属性やアルゴリズムを理解した上で、コンテンツを配信していく必要があります。

Wantedlyの運用で大事なこと

それでは本題のWantedlyの運用において大事になることをご紹介していきます。

募集・ストーリー記事の定期更新

これは当たり前ですが意外とできていない企業が多いです。しかし、SNSやコンテンツにおいて死守しなければいけないことが「更新頻度」です。ネット上に公開するため更新されていない場合、候補者が捉える企業の印象に関わってきます。

また更新頻度を高めると、Wantedlyのサイト内にて上位表示されるようになっており、新規の候補者の流入が見込めます。

上位表示される求人情報とは?

  • ・公開から2週間たっていない求人
  • ・一定の応募が集まっている求人
  • ・応援数の多い求人

応援をする

「応援」とは、公開した募集ページを拡散する機能です。この「応援」機能を使って、募集を多くの人に見てもらうことで、候補者とのきっかけが生まれます。応援されることで、Wantedly以外のSNS(Twitterやfacebook)利用者に届くようになるだけで、Wantedly上での評価も高くなります。そのためには公開後、社内メンバーに応援の依頼をかけていきましょう。

また、応援をたくさん集めることができた募集は、候補者が最初に見る募集一覧のページの上位に表示されるようになるため、そこからまた目を留めていただけるという好循環が生まれます。(応援は1日に1回できます。)

エントリーが集まりやすい募集記事を!

ターゲティングを広くし、エントリーの壁をできる限り低くする事が大事です。なぜならばWantedlyは「カジュアルに求職者と出会える採用媒体」として、応募者側もその姿勢で登録しているので、あまりにハードルが高すぎる募集内容だと、応募が集まらなくなってしまいます。

Point 1 キャッチーなタイトル

当社リアステージでは、タイトル頭に“ターゲットを絞る単語”そして間口を広げた、“応募し
やすい単語”を積極的に使用していました。

※タイトルの文言については制限などあるのでWantedlyのガイドラインを参照にしてください。

Point 2 メンバー登録

「どんな人と働くことになるのか」は、かなり重要なポイントになります。募集には4人まで社員、インターン生等を登録することができるので、できる限り埋めるようにしておくことが大前提です。加えて募集する求人に合わせた、社員やインターン生を掲載することで、親和性や興味・惹きつけにつながるようになります。

またこの際に、メンバーのプロフィールが手薄だと意味がなくなってしまうため、記入をお願いしましょう。

  • プロフィール/経歴
  • 顔が分かる写真・アイコンの設定
  • ストーリー記事があるとなお良い

ストーリー記事でファン獲得

ファン(フォロワー)を獲得するには「ストーリー記事」が有効的です。ストーリー記事では、社員紹介や会社のイベントなど働く人の価値観や過去のストーリーをブログのように発信することができます。そのため気になる社員やイベント記事から、自社の理解を深めてもらいファン(フォロワー)を獲得できるようになります。

(例)
https://www.wantedly.com/companies/reastage/post_articles/365367

Point 1 オリジナリティのある企画や記事を

ストーリー記事で大切なことは、オリジナル要素の強い記事を出すことです。例えば「社員紹介」「インタビュー」「創業経緯」など、理念やビジョンと繋がりやすく、候補者が記事を見た際に応募につながるようにすることが大事です。

そしてストーリー内に、募集記事を掲載し導線作りを行っておくと、機会損失を防ぐことができるようになります。

Point 2 共感とインパクト

Point 1ではオリジナリティとお伝えしましたが、記事の内容やタイトルは共感やインパクトを重視で書きましょう。求人情報<理念・ビジョン共感が強い採用サイトですので、ユーザーも共感を求める傾向にあると思います。そのため誰もしたことがないような実績を持っている方よりは、普通だったけれども努力や何かをきっかけに変わった方のほうが、候補者自身を投影し、エントリーにつながる傾向があります。

またインパクトは、類似したタイトルだと埋もれてしまう可能性があるため「惹き」のあるキーワードを利用し、CTRを向上させていきましょう。

応募者の大半はストーリー記事を読んで、エントリーに繋がっておりますのでストーリー記事の更新、内容は、質量ともに担保しながら進めてください。

人気募集記事の選定・リライト

募集記事を投稿後放置では、効果は得にくいです。どのようにして募集記事へ注目を持っていただくかの鍵は「リライト」になります。失敗した求人は取り下げて、別の求人を公開していきましょう。

目安となる基準

  • 公開2週間後の閲覧数が200PV以下
  • 公開2週間後の応募が1以下

こういった場合は1度取り下げて、アイキャッチ画像やタイトルなどの見直しをし、再度公開し直すことが鉄則です。いくらでも募集を出せるのが、Wantedlyの良いところです。いろんな方向性で募集記事を出し、A/Bテストを繰り返すことが大切になってきます。

Wantedly運用における注意点

採用広報、スカウト機能のあるWantedlyですが、うまく運用するにはどのように進めていくことが重要かご紹介していきます。

社員より協力を得る

インタビューや社員紹介などを行うにあたって、社員からの協力を得なければ進みません。人事、採用担当、広報担当として社員とのリレーションシップを日々行い、取材や撮影のアポイントを取得していきましょう。

現場メンバーから理解を得ることはもちろん、経営陣も露出してもらうことで、人の部分で差別化を図っていきましょう。

またストーリーや募集記事をシェアしていただくことで、より多くの方へ拡散し知っていただくことができるため、取材だけではなくSNSとしての機能を活用し、採用活動へ繋げていきましょう。

発信するテーマを決める

ストーリー記事ではブログのように活用できますが、発信するテーマや内容に一貫性を持たせることが大事です。ユーザー視点を持ち、どのような内容を更新するかで興味を持ってもらいやすくなります。

週や月毎にPVランキングがあるため、どのような内容が注目されているのか分析し、興味を持ってもらいやすいネタを考えていきましょう。

リソースの確保

定期的に更新することが大切なのがWantedlyです。そのため取材、記事作成、公開、更新などを行うためのリソースが必要です。運用ができない企業において、1番多い課題がリソース問題です。導入前であれば、誰が担当しどのくらいのペースで更新するかのKPIを設定し、スタートすることが重要になります。

リソース確保が難しい企業であれば、運用代行を検討し将来的に内製化をすることもおすすめです。もしリソース面で懸念されている方であれば、当社リアステージが運営する「採用広報の内製化サービス RXプロ」をご検討ください。

2023年 最新版運用テクニック

記事は作成している・・募集も定期的に変更している・・なのに、ランキングが上がらないという方は、社内協力が不足している可能性があります。どのようにしてランキングで上位表示をさせ、リーチ数を増やし、エントリーや採用に繋げるのかを資料で公開しておりますので、ぜひダウンロードし参考にしてみてください。

たったこれだけでOK!Wantedly運用の極意〜2022ver〜

まとめ

運用方法についていかがでしたでしょうか。採用広報やブランディングは1日2日では効果が出ない上に、工数やリソースが必要となり挫折されてしまう方もいらっしゃるかと思います。

しかし労働人口が減少し、特に20-30代の層は減少し続けていきます。考えられることは採用市場が激化し、企業としての在り方、従業員との繋がり方が移り変わっていくため、選ばれる企業になる努力をいまから種蒔きとして行なっておくことが吉です。

前述した通り運用から内製化まで一貫してサポートするサービスを提供しておりますので、今の方法を見直したい、採用広報を強化したいとお考えの方はぜひご相談ください。

稲葉 愛採用コンサルタント

株式会社HR teamの内定者として長期インターンを1年半実施し、同社に入社。インターン生時代から採用コンサルタント業務の部署立ち上げを行い、年間100社以上の採用のコンサルティングを実施。現在は、株式会社HR team全体の法人営業部門の立ち上げを行い、新卒採用だけでなく、インターン、中途採用など多岐にわたる採用に関するコンサルティング業務を行う。

 

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