はじめに
ナビサイトの導入はメリットも多いですが、デメリットも存在します。
定額料金を支払えば、人数がどれだけ増えても別途費用がかからない点、自社サイトを作る必要がない点などはメリットです。
ただ、応募がそもそも来ない可能性や、求職者が見つからなくても費用はかかる点などはデメリットでしょう。
もしナビサイトを利用するのであれば、費用対効果は確認しておかないといけません。
メリットが大きいと感じたなら導入してみるのも1つの方法です。
逆に、企業にとってデメリットが大きい場合は自社サイトの方が便利なこともあります。
まずはナビサイトを利用するにあたって、魅力的に感じられるコンテンツの作成で認知度を上げてみましょう。
この記事を読む前に、まずはこちらの記事を読んでから、メリットやデメリットなども確認してみてください。
ナビサイトのメリット
求職者を募集するのによく使われるナビサイトには、メリットがいくつかあります。
たとえば、定額料金を払えば採用し放題になる点、自社の採用サイトの代わりになる点などです。
面接対策で情報を仕入れるなら就活サイトも便利ですが、選考を受けたい求職者はナビサイトを使うケースも多いでしょう。
採用者も利用者もインターネットを使う昨今では、ナビサイトを利用すれば、お互いの情報収集ができると人気があります。
定額で採用し放題
ナビサイトでは定額料金を支払うと、どれだけの応募があっても別途費用がかかることはありません。
費用は初期の掲載費用だけです。
そのあと、何人採用してもその金額しか必要ない点はメリットでしょう。
また、費用の予測もしやすいので、コストのコントロールが簡単なのもメリットです。
ナビサイトで有名な「リクナビ」や「マイナビ」を見ても、掲載料は決まっており、定額の費用を払うだけで利用できるのです。
ただ、時期や地域、イベントの規模によっては費用にも差が生じます。
利用の前に確認が必要です。
求人の募集時期が早ければ早いほど、学生など求職者の動員が見込めます。
そのため、募集時期によっては費用が高くなる傾向にあります。
ただ、どちらにしても初期の掲載費用だけですむのは大きなメリットでしょう。
自社採用サイトの代わりに利用可能
ナビサイトを使わない場合は、自社で採用サイトを作る企業も多くあります。
ただ、ナビサイトを活用できれば、自社の採用サイトを作らずにナビサイトの求人ページを代替とすることも可能です。
募集や応募者の管理も簡単にできるため、自社採用サイトよりも有益なコンテンツになる可能性も高くなります。
またナビサイトの求人ページを活用すれば、サイトに関する人件費やデザイン費などの節約にもなるでしょう。
学生がナビサイトのコンテンツを利用する目的は「企業を探しつつ比較すること」です。
自社サイトの多くは企業のコンテンツがメインとなり、採用活動には向いていません。
ナビサイトの場合は、企業探しに特化しているので、求人にも特化しています。
ナビサイトを使えば、求人メインのサイトを別に作らないですむのは嬉しいサービスでしょう。
ナビサイトのデメリット
ナビサイトにはメリットも多いですが、デメリットもあるので確認しておきましょう。
たとえば、せっかく求人募集をしても応募が来るとは限らない、採用できなくても費用がかかり続ける、求職者のセグメントを分けづらいなどです。
特に、応募がなかったとしても費用がかかり続ける点は大きなデメリットでしょう。
ナビサイトを利用するにあたり、求人が来やすいようなサイト作りをする、費用対効果を確認するなども必要事項です。
応募が来ない可能性もある
ナビサイトから求人情報を掲載しても、求職者が魅力的に感じない、そもそも求人を見てもらえないなどの可能性も考慮する必要があります。
魅力的な求人でなければ、応募が0名となる可能性もあり、そうなると費用だけがかさむ結果にもなるでしょう。
応募が来ない理由としては、求人情報の記述が少ない、雇用形態がはっきりしない、他社と比較されたときにメリットを感じないなどがあります。
もし求人情報を掲載するなら「○○店の新規営業」などわかりにくい情報はNGです。
どのような商品を誰に対して売却する仕事なのかなど、細かく設定しましょう。
他社と比較検討までいけば応募者が増える可能性も高くなります。
少しでも魅力的な求人情報掲載が必要です。
採用できなくても費用はかかる
ナビサイトは便利なサイトですが、掲載するだけで費用が発生するのはネックです。
たとえ、1名も採用できなかったとしても費用はかかり、維持費も無視できません。
特に、費用対効果はしっかりと確認しましょう。
新卒採用サイトを利用しようと思っても、料金が明確に公開されていないケースもあります。
もし安いサイトを利用したいなら、事前に運営者に見積もりを依頼するのも1つの方法です。
また、ナビサイトの費用を減らすためには、求人の応募が来るような努力も必要でしょう。
作業の工数を減らしつつ、求人が増えていくような魅力的なコンテンツを作るのもポイントです。
ナビサイトは費用もかかりますが、サービスや機能面は魅力でしょう。
集客できる求職者のセグメントがかけづらい
ナビサイトでは、求職者が企業を探し応募します。
どんな求職者から応募がくるかを前もって把握することは困難です。
また、掲載する求人情報によってセグメントを分けることもできますが、全員がターゲットとなるセグメントを見つけるのもまた難しいでしょう。
求人媒体には、紙媒体とWeb媒体があり、ナビサイトはWeb媒体の一種です。
どちらも利用者、読者数、利用者層などの情報をもとにして、セグメントを分ける点は同じです。
求職者のほとんどは賃金、もしくは職場の雰囲気を重要視していることもあり、セグメント分けできるかどうかは大切な要素でしょう。
そのため、ナビサイトの利用にあたっては、職場の雰囲気が少しでも伝わるように、魅力的なコンテンツを作成する必要があります。
まとめ
ナビサイトの利用で発生するメリットやデメリットにはどんなものがあるのかなど、ご紹介してみました。
ナビサイトのメリットは、自社サイトを用意しなくてもいい点、また固定費を払えば、別途料金が必要ない点などは魅力的です。
一方で、応募者が来ない可能性もあり、その場合は費用だけがかさんでしまうのは大きなデメリットです。
ナビサイトを利用するのであれば、費用対効果も確認し、メリットが大きくなるように活用してみましょう。