今回は採用ツールとして注目されているWantedlyの運用前に必要な準備をご紹介していきます。現代の採用手法はオンライン化が進み、情報の受け取り方と受け取る場所を改めて考えなくてはならない状況の企業が増えてきました。
自社のリクルートサイトへのコンテンツ増加もそうですが、より拡散性が高くエントリーマネジメントできるツールを導入することによって採用の効率化を行っていかなければいけません。
その中でWantedlyは採用媒体、採用SNSとしての側面を持ちつつ、コンテンツ配信やスカウトまで幅広い対応をしており注目されております。導入企業も増えたにも関わらず、運用工数や方法がわからず、うまく効果につながっていない方向けにご紹介してまいります。
Wantedlyとは?
引用:https://wantedlyinc.com/ja/products
Wantedlyは「はたらく」を面白くするビジネスSNSです。 運命のチームや仕事に出会えたり、人脈の構築や管理、 ビジネスの情報収集に活用されています。
“はたらくを面白く”
有名企業やベンチャー、スタートアップ企業、気になるオフィスに話を聞きにいこう。
キラっと光るシゴトやプロジェクト、会社を見つけてエントリーしましょう。知り合いのつながりが分かって安心です。
プロフィールを充実させることで、採用担当者から直接オフィス訪問の招待が来るかもしれません。
運用前に行う準備とは?
実は更新するだけでは効果が出にくい可能性があります。更新とはブログ機能のストーリーや募集記事、ミートアップのように実際にエントリーいただくための記事になります。
理念やカルチャーフィットへの共感を大事にしたツールだからこそ、出せる情報にも制限があります。(給与や細かな条件など)
そのため自社を表すページの充実度で、エントリー意欲を醸成することができるようになります。
会社ページの作り込み(価値観)
会社ページとはWantedly内のホームを指します。
https://www.wantedly.com/companies/reastage
候補者の方は応募前に、ほぼ間違いなく「会社ページ」をチェックします。その際にあまり掲載されていなかったり、内容が薄いとエントリーを逃してしまう可能性があります。
会社ページの中には「価値観」という自社紹介キーワードがあります。価値観はWantedlyが用意した40以上の選択肢から、企業が大切にしている価値観を最大で6つ選んでいます。
この価値観を6つしっかり埋めることが1つ、そしてその中身の詳細をおおよそ5〜6行記載することで、会社のカルチャーへ魅力を持っていただいたり、理解度を高めることが可能となります。
1つ気をつけなければいけない事は、エントリー数を追うために候補者に沿ったキーワード選択ばかり行なってしまう事です。例えば、ワークライフバランスや働きやすさなど労働環境ばかりを売りにしてしまうことは、従来の理念共感、カルチャーフィットから離れてしまう可能性があるため、等身大の自社を記載しましょう。
具体例は以下のような文章です。
社員アカウントの作成
「社員の個人アカウント」と「会社ページ」を紐づける作業を行いましょう。候補者は「一緒に働くことになる社員」をよくチェックしているため、社員がWantedlyアカウントを作っていない場合は、この機会に作成してもらうことが大事です。
加えて上記のように、アカウント作成後は各部署ごとにフォルダ分けをするとなお良いです。理由としては、募集記事を見た候補者の中には「どんな人が働いているか?」を確認する際に、一目瞭然でわかりやすいからです。また部署ごとの写真素材が似ているとより良いです。
社員の方にアカウントを作成いただく際に最低限必要な項目も併せてご紹介していきます。
- 顔写真(顔がよくわかるもの)
- 自己紹介欄
- 学歴/職歴
この3つは揃えていただけるように社内協力を得ていきましょう。
映える写真の用意
Wantedlyは、通常の媒体などと異なり「視覚」特に「写真」でCTRを向上させることができるツールです。
理由としては、Wantedlyを利用するユーザーのうち43%が20代ユーザー、30%が30代ユーザーであり、若手の人材が多い傾向にあります。採用SNSと謳うツールですので、他のSNS同様に視覚的影響が多いと思います。
そのためには、目に留まる素材を用意することが重要となります。特に現在リモートワークや在宅ワークなどで社内に人がいなかったり、撮影素材が枯渇してしまいCTRが伸びないなどとご相談いただくこともあります。
事前に候補となる社員の方に協力依頼をし、撮影や編集を行っておくことで、後々投稿する際に必要素材が不足していて、投稿ができないといったリスクを減らしておきましょう。
フリー素材や画質の粗い画像はNGです!
以前フリー素材の写真を使用したところ、求職者に自社で働くイメージを持
ってもらえず、応募に繋がらないといった事例があります。またガチガチにキメている写真よりも、自分たちで撮影した、自然な笑顔の写真を使うことが大切です。
撮影する際のポイント
オフィスはもちろんのこと、近場の映えるスポットや自然の中などロケーションまで意識してもやりすぎではありません。むしろ一辺倒の素材になるよりは、様々な場所での撮影を行うことで、検証しやすいです。
撮影の頻度は、翌月投稿予定本数に合わせ1-2日で撮影し切ると良いでしょう。
撮影器具は、できれば一眼レフなどのカメラを利用した方が良いですが、近年のスマートフォンであれば、近い写真が撮影できるため、画角を押さえて撮影を行いましょう。
運用において大切なこと
下準備の段階でもかなり手間がかかりますが、1番大切なことは更新頻度を保つかつ最低週に1度は更新を行うことが大切です。
SNSやコンテンツにおいて死守しなければいけないことが「更新頻度」です。やはりネット上に公開するため更新されていない場合、候補者が捉える企業の印象に関わってきます。社員から協力を得たり、ストーリーの文章を考えながら、効果測定を行うことを考えるととても難しいように感じます。
ただ今後継続的な採用活動の1つとして、コンテンツを用いた採用活動は挑戦していきたい企業様向けに、サポートサービスをご紹介します。
Wantedly経由で月150名のエントリー、5ヶ月で35名以上の採用成功したノウハウを、内製化までサポートし伴走するサービス「ジョブコミットリクルーティング」であれば、リソース不足やノウハウ不足を補い、採用コストを抑え自社ブランディング、採用成功まで一緒に走らせていただきます。
気になる方は上記よりご相談ください。
まとめ
Wantedlyを運用する前の下準備に関して、いくつできていましたか?
意外と着手できていない点もあったのではないでしょうか。会社として出す情報は今後の採用市場で非常に大切になります。また今後の働き方や価値観として「パーパスドリブン」な組織が必要とされていきます。理念やビジョン共感は、企業そして候補者双方にとって重要な結びつきになるからこそ、Wantedlyに力を入れてみるもの良いのではないでしょうか。