選考

面接官が判断だけする時代はもう終わり!?面接官トレーニングによる採用成功の効果とは

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面接官によって評価や見ているポイントにバラつきが出てしまい、選考の歩留まりが悪くなってしまうといったケースが良く見られます。そのためには面接官同士共通認識を持っておくことが重要になります。

そのために「面接官トレーニング」や「面接官研修」を行っている企業もあります。貴社で選考において評価にバラつきが出ていらっしゃるようであれば、一度以下の内容をご検討ください。

属人的な面接によるリスクとは?

まずは属人的な面接を行うことによるリスクをご紹介してまいります。

候補者へ悪印象を持たれてしまう

面接の場は評価をする、判断する場に利用されます。これは面接官から求職者への評価だけではなく、求職者からも判断する場となります。それを知らずに若手面接などで、一方的にコミュニケーションをとってしまい、合格を出しても辞退になるといったケースが増えてきております。

また一緒に働く人であるという認識で面接に臨んできているため、一緒に働きたいと思ってもらえるかどうかという動機づけや魅力付けの場にもなります。その意識をもたせることが、人事・採用担当から教育する必要があります。

採用の機会損失になる

もう1つ大きなリスクとしては、機会損失になり得ることが言えます。どうしても相性というものはありますが、活躍するか否かの観点で判断をした際に可能性がある人を、面接官との相性だけで判断してしまうと、採用すべき人材を逃している可能性が高まります。

また評価が高く例年では内定であろう人材が、不条理な理由で急に落ちるということが起こってしまうとターゲティングしにくくなり、採用活動が円滑に進まないと言った恐れもあります。

なるべく感覚値でなくどういった点が不合格に至ったのかを言語化してもらい、感覚や解釈が多い場合は同クラスの別の方に見ていただき、判断していただくことで本質的に合うか合わないかを見ていく方がよいでしょう。

面接官に必要なスキル

次に面接官を選定するにあたって、必要なスキルをご紹介してまいります。

配慮や気遣いができる

通常のマナーはもちろん、配慮や気遣いができる方が良いでしょう。上記でもお伝えしたように、面接官は会社の顔となります。そのため人物的に魅力に感じて貰える人なのかどうかが大切になっていきます。とはいえリクルーターのように、求職者に寄り添い判断がぶれてしまったり、一方的に会社の魅力を伝えると面接の趣旨からはズレてしまいます。

まずは人となりから好印象を抱いていただくことで、人の部分で魅力に感じてもらいやすいからです。双方時間を割いていることを念頭に置き、傲慢な対応や素っ気ない対応ではなく、いちお客様としてマナーを遵守できる方をアサインしましょう。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力だけですと大枠になってしまいますが、まずは聞き上手であることです。面接官として行うべきことは、求職者を最大のパフォーマンスへ引き上げた上で判断してあげることが大事です。そのためには会話をし質問前にアイスブレイクを行い、話しやすい雰囲気を作ってあげることや、相槌や共感などから回答をしやすくする配慮が必要です。

また話を広げてあげることで本質の部分を見ることもできるので、人間性を判断するにもコミュニケーション能力の高さは必須スキルと言えるでしょう。

質問力がある

質問力は上記のコミュニケーション能力に付随しており、相手を見極めるための質問力を持っているかどうかが大事です。通常面接ですと履歴書に記載されていることを質問していきますが、そこから深堀りして質問をしていくことによって、ご本人の思考力や意思決定軸、価値観などを引き出すことができます。

逆に言えば、履歴書の内容通りに話を進め、それ以上の内容を回収できていないことはかなり危険です。表層的な判断になっている可能性があります。例えば体育会系に所属していたから、自社に合いそうであったり、理系だから論理的であるなどと、ご本人のポテンシャルや志向ではなく先入観による判断となるため、ミスマッチにつながってしまいます。

面接官トレーニングの効果とは?

じゃあ実際面接官トレーニングを行うとどんな効果があるのかをご紹介していきたいと思います。

会社の印象UP

まずは会社の印象が上がります。求職者からすると、社内の人と話せる重要な機会が面接です。そのため「自分を引き出してくれた上で判断してくれている」や「丁寧な対応で企業として信頼できる」といった声も、面接から生まれています。

会社の印象が上がることで、承諾率の向上が見込めたり、辞退を防止することにも繋がります。採用とはタッチポイントごとの点ではなく、線でつながっているため、内定を出したあとにフォローをしたからといって承諾率が段違いに向上するわけではありません。そのため会社の印象を向上することは、必須対策ポイントです。

歩留まり向上

応対者によって判断軸がズレてしまうことは、歩留まりの悪化に繋がります。極端な事例ですが、エンジニア採用がうまくいかないご相談を頂いた際に、人事や採用担当が落としてしまっており選考に進む人数が少ないということがあります。ここで起こる問題は人事・採用担当と現場や責任者が見ている視点が違うということです。

採用担当者:コミュニケーション能力
技術担当者:スキル、成果物、触ったことのある言語
と第一優先にしているポイントがズレたことにより、本来エンジニアとして必要なスキルを持ち合わせている方が、不採用となっていたというケースです。
これは技術職に限らず、総合職・営業職・専門職どの分野でも起こりえます。
一番多いケースは、コミュニケーション能力を細分化できていないケースです。極論、受け答えができれば良いと思う人とプレゼンテーション能力が高い人が良いと思う人と、見ているポイントが異なります。そういったズレよりどれだけ集めても、どこかで落ちてしまい内定者がいないという状況が生まれてしまいます。
そういった社内でのズレを無くすためにも、面接官トレーニングは大切になります。

実際に導入した事例

以前インタビューさせていただいた株式会社 情報戦略テクノロジー様では、面接官トレーニングを実際に行い、属人的な要素を減らしていらっしゃいました。ぜひ御覧ください。

まとめ

面接官トレーニングは初めて耳にした方も少なくないと思います。しかし会社や組織を大きくするためには、属人化を減らし再現性を高めていくことが重要になります。そのためには人事や採用担当が筆頭となり、社内を巻き込んでプロジェクト化していかなければいけません。

また余談ですが、面接官や社内へ依頼する回数が多く遠慮してしまうといった方がいらっしゃれば、「〜〜さんのおかげで候補者の〜〜さんが入社しました!」や「〜〜さんに魅力を感じていると面接後おっしゃっていました!」などのフィードバックを重ねていくことで、積極的に協力してくれる仲間が増えていきます。

ほんの少しの気遣いが大きな差を生むことを、面接官トレーニングにてご紹介させていただきました。ご参考になれば幸いです。

稲葉 愛採用コンサルタント

株式会社リアステージの内定者として長期インターンを1年半実施し、同社に入社。インターン生時代から採用コンサルタント業務の部署立ち上げを行い、年間100社以上の採用のコンサルティングを実施。現在は、株式会社リアステージ全体の法人営業部門の立ち上げを行い、新卒採用だけでなく、インターン、中途採用など多岐にわたる採用に関するコンサルティング業務を行う。

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