【新卒採用編】ダイレクトリクルーティングのおすすめサービス4選

はじめに

ダイレクトリクルーティングをご存知でしょうか?

ダイレクトリクルーティングとは、少子化の問題などで人材不足が叫ばれる最近の日本で注目されるようになった採用方法です。

海外では10年以上前から取り入れられている採用方法です。

企業の人事・採用担当者が、就職活動中の学生や転職希望者に直接アプローチして採用する方法を指します。

具体的には就職希望者・企業のどちらもプラットフォームに登録し、企業の担当者はその就活生データベースの中から、自社の採用条件に合わせて人材を探し出します。

マッチする人が見つかれば、スカウトメールを出すなどのアプローチを、直接本人に働きかけられるのです。

今回はそんなダイレクトリクルーティングのおすすめのサービス(新卒採用向け)をまとめてみました。

OfferBox

新卒向けのダイレクトリクルーティングサービスで最も利用されているのが「OfferBox」です。

就活生の4人に1人が登録をしているといわれています。

登録企業数も大変多く、2021年4月現在は7,000社以上におよびます。

大きな特徴は企業からのオファーがあった場合、学生のオファー開封率が87%と高いことです。

その理由は「企業のオファー送信数」ならびに「学生のオファー受信数」に上限があるので、企業のオファーが学生側の受信箱で埋もれることがないからです。

おすすめの理由

おすすめの理由は大きく2つあります。

1つは、学生の検索の仕組みです。

AI(人工知能)と適性検査の結果をもとに、求める人材をピックアップします。

適性検査は性格気質を問うもので、250を超える設問で診断をするのです。

企業側のメリットは求める人材が見つかりやすい点です。

学生側も自己分析ツールとして利用することができます。

もう1つは、ダイレクトリクルーティング以外の採用サポートも充実していることです。

たとえば先ほどの適性検査を利用し、活躍人材分析ができます。

自社で活躍している人材を分析して、活躍している人材の可視化ができます。

そしてこの結果をもとに、マッチする人材の検索が可能となるのです。

活動量シミュレーションや計画表も作成が可能です。

簡単な項目を入力するだけで、採用までに必要な工数やいつどういったアクションを起こすべきなのかを分析してくれます。

そのほか、日程調整や活動分析など採用まで効率よく進めるためのサポートは心強いものといえるでしょう。

料金形態

料金プランは、次のような形です。

インターンシップや就活早期の段階で学生にアプローチができる「早期プラン」は利用料が30万円から設定されています。

内定が決まれば、1人あたり38万円の成功報酬が発生します。

このプランを利用すると、大学3年生になりたての4月1日からスカウトが可能です。

学生の数が少なく、良い人材であればなお少なくなってしまいます。

早め早めに動いて納得いく採用ができるようにしたいところです。

早期プランにしない場合は、大学3年生終わりの3月から(4月で大学4年生)のサービスです。

就活が本格化する時期に集中してスカウトしたい、内定辞退者の穴埋めをしたい企業はこちらのプランでいいでしょう。

成功報酬はこちらのプランも1人あたり38万円です。

もし内定を辞退されたら全額返金されることになっています。

どちらのプランでも、上に示した適性検査も社員30名分の受験が可能です。

dodaキャンパス

「dodaキャンパス」はベネッセ系列のダイレクトリクルーティングサービスです。

学生の登録数がとても多く、その数は35万人ともいわれています。

また、学生の満足度も高いことでよく知られています。

一番の特徴は、登録可能な学生の学年を絞らない点です。

就活が本格化する前の大学1~2年生も登録が可能で、もちろん企業からのアプローチも可能です。

早くから企業のイベントや説明会に招待することができるようになっています。

おすすめの理由

おすすめの理由はこちらも2つあげられます。

1つは人材派遣サービスとしては大手である「doda」の運営だという点です。

人材採用に関するノウハウもあり、知名度はもちろんのこと信頼もあるサービスです。

独自の方法に「スキル・経験バッジ」があります。

学生は自分のスキルと経験に該当するバッジを10種類の中から獲得して掲げるのです。

たとえば部活のキャプテンなら「スポーツ×リーダー」、海外経験やボランティアの経験もバッジで示せます。

もう1つは最短1日で利用できることです。

申し込み後にすぐアカウントが発行され、初期設定が完了すればすぐに利用を開始できます。

採用活動を忙しい業務の間に行う担当者にとって、導入しやすさは魅力でしょう。

このほかにも、工数削減のできる日程調整機能・オファーリクエスト機能があります。

料金形態

料金もわかりやすくリーズナブルです。

オファーを送った学生が何人内定しても定額で60万円です。

就活向け採用オファーを、大学2年次3月から4年次3月末までの学生に上限400枠まで送れます。

また低学年向けオファーとして、1~2年生にも無料で400枠のオファーを送ることが可能です。

オファー数は受信した学生が辞退、または返事もなく1週間が過ぎると、枠が復活し、別の学生にアプローチできます。

これほどのコストパフォーマンスを発揮できるのは、やはり就職情報サイトや人材派遣サービスの大手だからこそといえます。

大手ゆえ、リーズナブルでも安心感があるので、大変利用しやすいダイレクトリクルーティングサービスです。

キミスカ

「キミスカ」は毎年登録している学生の6割以上が、国公立または私立でもGMARCH以上の高学歴です。

高学歴な学生にアプローチできるのがこのダイレクトリクルーティングサービスです。

導入企業も約300社とされています。

大きな特徴としては、スカウトのランクが3段階あることです。

「プラチナスカウト」「本気スカウト」「気になるスカウト」です。

プラチナスカウトは30通、本気スカウトは100通まで送れます。

気になるスカウトは制限がなく、一括の送信が可能です。

おすすめの理由

キミスカは大手のサイトとはいえません。

そこを逆手にとって、利用企業が少なく、他社とバッティングする可能性も低いがメリットといえます。

もちろんそれだけではなく、ほかにもおすすめの理由が2つあります。

1つめは、学生の他社選考状況を把握できることです。

ある程度学生の状況を推し量れます。

それをもとに、どの学生にどのスカウトを送るのか判断でき、効率よく採用活動を進められるのです。

もう1つは、適性検査をもとに求人内容に適した学生の検索ができることです。

株式会社トランジションの職務不適性検査を導入しています。

これを閲覧すれば学生の性格性質を理解することができ、リクエストするかどうか判断する材料になります。

料金形態

過去のデータですが、新卒学生に特化したキミスカの料金プランは次の2つです。

月額利用プランと年度利用プランです。

月額利用プランは5ヶ月間で75万円かかります。

あとは追加1ヶ月ごとに15万円追加されます。

採用が決まった際に成功報酬を支払う必要は無いのです。

5ヶ月の利用は、いつ開始してもかまいません。

早い時期に学生を獲得したいのなら、夏前あたりに利用をはじめ、学生にアプローチするのもよいでしょう。

本採用に向けて良い人材を効率よく獲得したいなら、1~2月あたりに利用するのが良いといえます。

年度利用プランであれば150万円で入社直前3月末までの1年間利用可能です。

こちらプランも採用の際に追加料金はありません。

iroots

「iroots」は1人の現役学生が日本初の新卒学生向けのダイレクトリクルーティングサービスとして立ち上げました。

登録している学生は、MARCH以上の高学歴者でその割合は70%以上です。

また、登録企業も厳選されています。

登録されている学生のプロフィールは6,000字にもおよび、学生の本音で詳細が語られています。

さらに学生のスカウトの開封率も82%とかなり高いです。

おすすめの理由

おすすめのポイントの2つは次のとおりです。

1つめは、10,000社・115万人以上が活用した性格・価値観診断も標準でついてくることです。

学生のキャリアタイプからコミュニケーション力やストレス耐性まで、37項目で詳細に分析しています。

また、自社の活躍社員も診断でき、傾向を分析することで、人材の可視化できるのです。

そうした結果を活用し、入社して活躍してくれる可能性の高い学生をしっかりと見極められるできるようになっています。

もう1つは、自然言語処理技術を活用し、6,000文字のプロフィールから価値観やキャリア志向などをあぶりだし、自動で学生をピックアップできる点です。

自社にフィットする人材が、効率よく検索できることはとても魅力です。

料金形態

費用についてはホームページを確認しても明記されておらず、非公開です。

学生も高学歴者がほとんどであり、利用する企業の方も厳選しているという点から、特にリーズナブルというわけではないと予想できます。

しかし、とても個々のプロフィールにこだわりがあるなど、サービスに独自性があるので、コストパフォーマンスはよいと考えられます。

費用に関して公開されている情報は、利用するシーズンやニーズごとに、提案プランが各種用意されているということです。

問い合わせをした段階で、オンラインの面談を設定し、実施したうえで最適なプランを提案するという形になっています。

まとめ

以上、新卒学生採用のダイレクトリクルーティングサービスを4つ紹介しました。

日本ではまだまだ新しい採用方法でありながら、少子化で人材不足、そしてネットがほぼ全家庭に普及した現代にはとてもマッチする方法です。

とても効率的な採用方法であるので、ぜひ利用を考えてみてください。

ダイレクトリクルーティングが何かより詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

採用手法をご紹介!ダイレクトリクルーティングとはどんなサービスなのか?

また、どのメリット・デメリットまで掘り下げて知りたい方はこちらの記事で知識を深めてみてください。

企業主体で採用活動ができるサービス!ダイレクトリクルーティングのメリット・デメリットとは?

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